徳川美術館で「天下統一―信長から家康へ―」を開催/愛知
徳川美術館(名古屋市東区)では、企画展示「天下統一―信長から家康へ―」を開催。尾張徳川家に伝わった戦国武将ゆかりの武器・武具を中心に展示し、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑が天下統一に至った経緯を紹介する。期間は7月26日~9月28日。入館料一般1200円、高校・大学生700円、小・中学生500円(毎週土曜は小・中・高校生入館無料)。 数々の合戦を経て、戦国の歴史に名を刻んだ三英傑。同展では、1575(天正3)年に織田信長・徳川家康連合勢と武田勝頼勢が戦った「長篠の戦い」と、1584(天正12)年に徳川家康・織田信雄連合勢が羽柴(豊臣)秀吉の軍勢と争った「長久手の戦い」の合戦屏風が展示される。特に「長篠合戦図屏風」は、信長・秀吉・家康の三人が同じ場面に描かれた唯一の作品ということもあり、注目度が高い。
三英傑にまつわる武器・武具の展示も必見。明智光秀が奪ったとされる信長の愛刀「国宝・津田遠江長光の太刀」や、家康が着用した甲冑「熊毛植黒糸威具足」、三方ヶ原の戦い敗戦時の徳川家康を描いた「徳川家康三方ヶ原戦役画像」など、戦国時代を学ぶ逸品が多数展示される。