福本莉子「トリリオンゲーム」など相次ぎ映画公開へ 25歳に、大人の節目の年だけど…
福本莉子(24)が、多忙を極めている。 出演映画の公開が相次ぐ。昨秋は「室井慎次 敗れざる者」と、続編の「生き続ける者」(ともに本広克行監督)。凶悪犯の娘という難役をこなした。福本が生まれる前に空前の大ヒットを記録した「踊る大捜査線」シリーズの、その後を描いた話題作だ。 「長く愛されているシリーズ。その中で、どうやって演じよう」と悩んだが、「期待以上のすばらしさ」と亀山千広プロデューサーもうならせた。 4カ月間と長丁場の撮影も「主演の柳葉敏郎さんの背中を見て、学ぶことがたくさんあった」と語る。 2月14日には「劇場版トリリオンゲーム」(村尾嘉昭監督)が公開される。一昨年のTBS系ドラマの映画化で、目黒蓮、佐野勇斗、今田美桜ら人気者と華やかに共演する、王道の娯楽大作だ。 3年前、「ゴールデンタイムのドラマに出たい!」と産経新聞に語った夢をかなえたドラマなので、映画化は「すっごくうれしい」。喜びもひとしおだ。「ドラマでご一緒した方々なので、すんなりと撮影に入れました」と現場も存分に楽しんだ。 3月14日には「お嬢と番犬くん」(小林啓一監督)の公開も控える。アイドルグループ「SixTONES」のジェシーとダブル主演のラブコメだ。 「これらは作風もキャラクターの性格もまるで異なります。それを全部、昨年撮りました。さまざまな役を任せていただけるようになったことがうれしい」 今年で25歳。「節目の年というか、大人になっちゃうな」と笑う。 「10代の頃に立てた目標が、少しずつかなっています。今年は人としての幅を広げ、イメージを覆す役もやり、より大勢の方に福本莉子を知っていただきたいです。あ、でも制服姿の学生役もまだやります!」(石井健) ■福本莉子 ふくもと・りこ 平成12年、大阪府出身。28年、「東宝シンデレラ」オーディションのグランプリ・集英社賞(セブンティーン賞)を受賞。「しあわせのマスカット」(令和3年)で映画単独初主演。「今夜、世界からこの恋が消えても」で日本アカデミー賞新人俳優賞。夏には「隣のステラ」の公開も控える。