メッツ・千賀の「41」を引き継いだソフトバンク・前田悠伍

　ソフトバンクの黄金ルーキー・前田悠伍投手（19）が一軍に合流する。 　4年ぶりのリーグ制覇から一夜明けた24日、みずほペイペイドームで行われた投手練習に参加した倉野投手コーチは、今季の戦いぶりについて「正直、僕自身はかなりプレッシャーはあった。まだこの先ありますけど、まず一つの目標を達成できたのは本当に良かった。ちょっとだけ肩の荷は下りた感じはします」と心境を語った。 　ここからはポストシーズンに向けた戦いに入っていく。「また競争になる」という倉野コーチの言葉が表すように、東浜、前田純といった投手が25日から一軍に合流する予定があるという。そんな中でもう一人、ベールを脱ごうとしているのが、プロ1年目のドラ1ルーキーの前田悠だ。20日のウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦では8回途中を1失点。二軍でここまで12試合に登板し4勝1敗、防御率1・94の好成績を残している。 　小久保監督は「皆さんが期待してるルーキーの出番もあるでしょうから」とニヤリ。先発での登板が予定されており、倉野コーチは「競争もそうだし、経験という意味でも両方あります」とその意図を明かした。 「今年やってきたことを最大限出せるように、こっちもサポートしていきたい」という倉野コーチの言葉通り、プロで1年間鍛錬を積んできた大物ドラ1左腕が、とうとうお披露目となる。