【MLB】ブレーブスがネイサン・イオバルディに興味 レンジャーズからFAとなった34歳のベテラン右腕
米公式サイト「MLB.com」でブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者が関係者から得た情報によると、今オフのブレーブスの補強リストの上位には、レンジャーズからFAとなったベテラン右腕、ネイサン・イオバルディの名前があるようだ。現在34歳のイオバルディは来季の年俸2000万ドルの選手オプションを破棄してFAに。よって、少なくとも年平均2000万ドル以上の複数年契約を狙っているとみられる。レンジャーズは再契約を目指す方針だが、ブレーブスも獲得を狙っているようだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 イオバルディはメジャー13年目の今季、29試合に先発して170回2/3を投げ、12勝8敗、防御率3.80、166奪三振を記録。3年ぶり3度目となる規定投球回をクリアし、自身4度目の2ケタ勝利をマークしたが、2年連続の2ケタ勝利はキャリアで初めてだった。5月上旬に右股関節を痛め、4週間近く離脱したものの、それ以外は健康にシーズンを過ごし、安定感を欠いたレンジャーズの先発ローテーションを支えていた。 レンジャーズのクリス・ヤング編成本部長は、イオバルディが選手オプションを破棄したことについて「我々は予想していたし、もう1度レンジャーズのユニフォームを着てもらえるように努力を続けている」とコメント。この選手オプションはイオバルディが2023~24年の2年間で合計300イニング以上を投げたことで勝ち取ったものだが、ヤング編成本部長はイオバルディがオプション破棄でFAとなったあとも、再契約を目指す方針であることを明言している。 ブレーブスがイオバルディの獲得を目指すのは、現時点で来季の開幕ローテーションが3枠しか埋まっていないからだ。マックス・フリードとチャーリー・モートンがFAとなり、右ひじの手術を受けたスペンサー・ストライダーは来季の開幕には間に合わない。計算できる先発投手がクリス・セール、レイナルド・ロペス、スペンサー・シュウェレンバックの3人しかおらず、先発投手の補強が急務となっており、イオバルディが有力候補の1人となっているようだ。