「ラッコ鍋の回はマジで爆笑した!」般若が語る『ゴールデンカムイ』。変態ランキングも発表!
アイヌの埋蔵金をめぐるサバイバル漫画『ゴールデンカムイ』。今回は実写映画化を記念してピックアップ! 般若が愛してやまない変態キャラの魅力や爆笑シーンをとことん語る! ※以下『ゴールデンカムイ』全31巻のネタバレあり。
「ヒンナ、ヒンナ言いながら飯食ってます」
映画が公開されましたね~。ちょっと前に、予告編は映画館で観たんですよ。もう、めちゃめちゃ本編が観たくなりました。どのくらい再現されてて、誰がどの囚人役をやるのか、楽しみでしょうがないです。 ってことで今回は『ゴールデンカムイ』。主人公の杉元佐一(※1)とアイヌの少女・アシリパちゃん(※2)を中心に金塊探しをする話ですね。 いろんなヤツらがいろんな思惑を持って金塊を狙うんですけど、なぜか登場人物の大半がド変態なんですよ。マジで変態ばかりがわんさか出てきます。
時代は日露戦争直後で、舞台は北海道からロシア。熱いバトルあり、ギャグあり、ホラーあり。動物もいて、自然もあって、アシリパちゃんを通してアイヌ料理やアイヌ文化のことも描かれています。 ぶっちゃけ、こんな漫画は今までなかったと思うんですよ。だから人気が出たんじゃないかな~。俺もめちゃめちゃハマりました。家でネギを切りながら「チタタプ、チタタプ」(※3)って言ってるし、心のなかで「ヒンナ、ヒンナ」(※4)って言いながら飯食ってます。 (※1)杉元佐一……主人公。日露戦争帰りの元軍人で「不死身の杉元」の異名を持つ。戦死した親友の妻の治療費を稼ぐため一攫千金を狙う。 (※2)アシリパ……アイヌ民族の少女で杉元の相棒。アイヌの未来を守るため金塊探しに参加。料理上手の食いしん坊で、狩猟技術にも長けた万能型。 (※3)アイヌ語で「我々が(チ)刻む(タタ)もの(プ)」の意。肉や魚を小刀で細かく刻んだ料理。アシリパさんは「チタタプ、チタタプ……」と口にしながら小刀を振るうことを強いる癖がある。 (※4)アイヌ語で「食べ物に感謝する」の意。作中では「美味しい」的な意味合いで使われている。