5798人が春に挑む 山口県内で公立高入試
山口県内の2024年度の公立高入試が6日、48会場であった。全日制と定時制を合わせて前年度より235人少ない5798人が試験に臨んだ。 2024年 山口県公立高校の入試問題と解答 岩国市の岩国高では、同校と坂上分校の受験生が挑んだ。試験開始の午前9時前に机の上に筆記用具や時計を置いて着席。最初の教科である国語の問題・解答用紙が配られるのを緊張した面持ちで待っていた。 45校3分校の全日制は定員5584人に対し、5590人が受験した。体調不良などでやむを得ず欠席した5人は、調査書などで合否を判定する。実質倍率は前年度を0・03ポイント下回る1・00倍で、記録が残る1989年度以降で最も低かった。県教委は「公立高以外の進路の選択肢が増えているのが理由ではないか」と推測している。 6校1分校の定時制は、前年度より9人少ない208人が受験した。欠席は4人。実質倍率は前年度より0・02ポイント低い0・55倍だった。