阪神高速4号湾岸線「大浜~泉大津」区間、4月16日から終日通行止めに
構造物の長寿命化に向けた「高速道路リニューアルプロジェクト」に取り組む「阪神高速道路」(本社:大阪市中央区)が、その一環として4号湾岸線の「大浜~泉大津」区間のリニューアル工事を発表。4月16日から10日間、上下線が終日通行止めによる。 【写真】リニューアル工事による通行止め区間 通行止めとなるのは、大阪の湾岸エリアを南北に通る路線であり、関西国際空港と大阪市内とを結ぶ広域道路ネットワーク上の重要な役割を担う4号湾岸線の「大浜~泉大津」区間。ここは、1987年および1993年に開通して以来、一度も大規模補修工事が実施されておらず、他区間と比べてもポットホール(穴ぼこ)などが舗装損傷が顕在化。その都度、応急的な車線規制工事による補修が繰りかえされてきた。 今回のリニューアル工事では、鋼床版の疲労耐久性の向上を目的としたSFRC舗装の実施やコンクリート床版の長寿命化に向けた高性能床版防水の実施など構造物の補強工事とともに、経年劣化などにより損傷した舗装や伸縮継手を補修。さらに、案内標識のレイアウトの改善やカラー舗装、合流部やカーブ区間での交通安全対策、電気設備の更新やPAのトイレ改修など、さまざまな工事がおこなわれるという。 通行止め期間は、4月16日・朝4時~26日・朝6時まで。工事期間中は、通行止め区間の端末出口を先頭とした激しい渋滞のほか、迂回した車両の増加により、周辺一般道路でも平常時よりも渋滞が予想される。「阪神高速道路」は、「周辺道路も含めた渋滞・混雑が予想されます。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします」としている。