エンジンはもちろんシャシーやラダーフレームなどを一新した5代目「三菱・トライトン」を買うのは?
三菱のピックアップトラックのトライトンが12年ぶりに日本に導入され、2024年2月に販売を開始し、人気だ。 【詳しく画像を見る】5代目となった新型の中身は? 日本には久々の導入になったが、世界約150カ国で約570万台を販売する世界戦略車。三菱の大型SUVはパジェロが姿を消してから日本市場になかったが、アウトドアブームに合わせて新型トライトンを再投入したわけだ。 5代目となった新型は、シャシーはもちろんラダーフレームやエンジンなどを一新。ボディを拡大し、日本でのライバルとなるトヨタのハイラックスよりひとまわり大きい。
特にラギット感のあるエクステリアデザインのため、大型SUVらしい迫力が魅力でもある。 大きなフロントグリルと3連L字型LEDデイタイムランニングランプがシャープさを際立たせ、その下には3眼プロジェクターヘッドライトをレイアウトし、目ヂカラが強いのも存在感を高めているポイントだ。 ルーフレールやベッドライナー、荷台のオシャレなスタイリングバーはGSRグレードのみの装備で、GLSはオプションでも選べない。 上級グレードのGSRは、実用車であるピックアップだということを感じさせない洗練されたデザイン。最低地上高は220mmを確保しているため悪路でも下まわりを打つ心配が少ない。ホイールベースは3m超。 リヤのアオリ(リヤゲート)を開けてもバンパーの角がステップになるため荷台に上りやすい。
インパネは走行時の車体姿勢の変化がわかりやすい水平基調を採用。 本格SUVらしくダイヤルやスイッチ類は手袋をしたままでもしっかりと操作ができるように大きくデザインされている。 SS4-IIシステムを採用し、走行モードはグラベルやマッド(泥ねい)、ロック(岩場)など7つのモードを備え、路面によって最適なドライブモードを選べる。 日本にはダブルキャブのみの導入で、アウトドア志向が高いファミリーにオススメしたいSUVだ。
<文/丸山 誠>