<春に挑む・’22センバツ長崎日大>選手紹介/1 /長崎
18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する長崎日大。23年ぶりの夢舞台に向け練習に励む選手18人を紹介する。【長岡健太郎】 ◇打たせて取る右腕 種村隼(じゅん)投手=2年 背番号「1」は新チーム発足時に任された。右投げで130キロ台後半の直球にカットボールやカーブを織り交ぜ、打たせて取る投球が持ち味。昨夏はベンチ入りメンバーから外れた悔しさから打撃投手を買って出て制球力に自信を付けた。昨秋の九州地区大会は全試合に先発して勝利に貢献。準決勝の九国大付戦で7失点した悔しさを胸に練習に励む。好きな言葉は「堅忍不抜」。「甲子園ではピンチでも気持ちで絶対に負けない」 (1)172センチ、71キロ (2)諫早 (3)コントロールで打者を打ち取る ◇勝負強い守りの要 勝野凌空(りく)捕手=2年 投手2人とのコミュニケーションを欠かさず、信頼関係を築いてきた守りの要。打者としても勝負強く、好機では「絶対に走者を還してやろう」と気合が入る。九州地区大会では1回戦、準々決勝と適時打を放ち、勝利に貢献した。 中学2年の時、弱小だった軟式野球部で県3位まで上り詰めた経験が自信の源だ。名字の通り、好きな言葉は「勝つ」。「ピンチの時こそチームを落ち着かせられる存在になりたい」 (1)178センチ、74キロ (2)川棚 (3)守りの要。打者としても好機に強い ◇チーム一のミート力 白川輝星(ひかる)一塁手=2年 昨秋の公式戦打率は4割5分5厘とチームトップ。九州地区大会では8安打5打点と打ちまくり、準決勝の九国大付戦でもチーム唯一の適時打を放った。 チーム一のミート力は、中学時代から毎日続けてきた細い竹と小さな球を使った自主練習で培った。考え過ぎで一時スランプに陥ったが、山内徹也部長の「結果より形(フォーム)を大事にしろ」という助言で感覚が戻ってきた。甲子園では「ホームランを1本打ちたい」と意気込む。 (1)176センチ、80キロ (2)志佐 (3)打ち出したら止まらない ……………………………………………………………………………………………………… (1)身長、体重 (2)出身中 (3)監督から見た選手の特徴 〔長崎版〕