【岡田彰布のそらそうよ】「イチローの移籍先が古巣・マリナーズに決まったな。何かドラマを感じるわな。それも彼の努力の継続があってこそ」
94年のオリックス時代、ケージの後ろで受けた衝撃
94年にオリックスに移籍してイチロー[写真は当時]と出会ったが、その後の活躍はスゴイの一言に尽きる。今年45歳になるが体力に陰りが見えない。それも努力の賜物だ/写真=BBM
1995年というから、今から23年前。オレが38歳のシーズンを終え、決断したこと。それが“引退”やったわ。 人それぞれに“引き際”がある。「まだやれるのに……」と惜しまれつつユニフォームを脱ぐ選手。もうやり切った……と完全燃焼して辞めていく選手。オレは、体がボロボロになって、これ以上は無理と思った。野球一筋の人生やったし、想像以上に体に負担がかかっていた。プレー中に両足を痛めたのが長引いた。古傷になって、年々、下半身に粘りがなくなっていく。やっぱり野球は下半身よ。最後は自分のスイングができなくなっていた。 それと“目”やね。視力が年々、落ちていくのが分かった。特に相手投手のストレートに対する反応が・・・
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週刊ベースボール