南国のフルーツを雪国で!?糖度高い『越後バナーナ』 “廃棄物処理の熱”活用で新潟でも栽培可能に「地域との循環生み出したい」
NST新潟総合テレビ
山沿いで雪が積もる中、新潟県柏崎市で南国のフルーツ、バナナの栽培が進んでいます。雪国・新潟で一年中バナナを栽培する施設を取材しました。 柏崎市で産業廃棄物処理業を営むシモダ産業。会社の敷地内に並んでいたのは、農業用ハウスです。 【吉田優アナウンサー】 「中の空気が暖かくなりました。中にはたくさんのバナナの木が植えられています」 2019年からバナナの栽培を始めているシモダ産業。育てたバナナは「越後バナーナ」と名づけられ、1年を通して栽培されています。 11月19日は、栽培を初めてから5周年の記念イベントが行われました。 【参加者】 「すごくおいしかった!食べやすい」 【参加者】 「(一般的なバナナと比べて)全体的に違うのは甘みと食感。食感はねっとりとしていて、筋が全然ないので、なめらかな食感」 越後バナーナは一般的な輸入バナナに比べ、木の上で長く育ててから収穫するため皮が薄く、糖度が高いのが特長です。 しかし、なぜ新潟でバナナが栽培できるのでしょうか? 【吉田優アナウンサー】 「ハウスの中には配管が通っており、ここから廃棄物を処理した熱がハウス内に放出されています。そうすることで、ハウス内の温度が20℃以上に保たれ、一年中おいしいバナナを育てることができます」 シモダ産業は今後、越後バナーナを使ったお菓子を開発し、商品化を目指す考えです。 【シモダ産業 霜田真紀子 副社長】 「おいしい越後バナーナを作り続けるのはもちろん、越後バナーナを通じて、地域との循環を生み出して、地域に活力を与えられるような、そういったシモダファームを目指している」
NST新潟総合テレビ
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