「MODEROID 武夜御鳴神」レビュー
グッドスマイルカンパニーから「MODEROID 武夜御鳴神」が4月12日にメーカー出荷された。 【画像】ヒロイックな「MODEROID 武夜御鳴神」 本商品はTVアニメ「神無月の巫女」に登場したオロチ神「武夜御鳴神(タケノヤミカヅチ)」をプラモデル化したもの。 「神無月の巫女」は2004年に放送されたTVアニメ作品。主人公の来栖川姫子と姫宮千歌音を狙い、邪神ヤマタノオロチ復活を目論むオロチとオロチ衆が襲来。その一人となってしまった大神ソウマも姫子の命を狙うよう操られそうになるも、彼女を想う意志の強さでその呪縛に抗い、オロチ神(巨大ロボット)の一つ首「武夜御鳴神」を操り、彼女を守るために戦う。 そんな大神ソウマの駆る「武夜御鳴神」はマッシブでヒロイックなデザインとなっており、「日輪光烈大撃破」をはじめとした多彩な技を駆使して敵のオロチ衆を打ち倒す。物語終盤では姫宮千歌音に奪われ、機体のカラーリングやフェイスが変化し、オロチ神としての本来の姿に変貌。その戦い方も弓を駆使するスタイルとなる二面性を持つ。 「MODEROID」では大神ソウマの「MODEROID 武夜御鳴神」とグッスマオンライン限定で姫宮千歌音が乗った際の「MODEROID 武夜御鳴神 千歌音搭乗時カラー」が展開されている。 今回は「MODEROID 武夜御鳴神」の組み立てから完成、その魅力を紹介していく。 ■ 第1話ラストを再現したパッケージに肉厚なパーツの数々 最初はパッケージを見ていこう。正面はアニメ「神無月の巫女」第1話での初陣で勝利した「武夜御鳴神」が描かれている。 そして、パッケージ側面では来栖川姫子と姫宮千歌音の2人も描かれており、第1話ラストを完全再現。パッケージから「神無月の巫女」の物語が詰まっている。 裏面には本商品の見本が掲載され、全体像はもちろん各種ギミックが紹介されている。シンプルな外観ながら、ギミック満載なのも「武夜御鳴神」の魅力だ。 中にはAからVの28枚のランナーと取扱説明書が封入されている。Gパーツ、Jパーツ、Kパーツ、Lパーツ、Mパーツ、Oパーツ、がそれぞれ2枚ずつ入っている。 一部ランナーは塗装済みパーツが収録されており、フェイスパーツなど細かな色分けがされている。成形色はダークブルー、ブラック、ホワイト、ゴールド、グレーンの5色に加え、クリアレッド、クリアグリーンとなっている。 ■ 様々な技を再現できるギミックを搭載した緻密な構造 「MODEROID 武夜御鳴神」の組み立て工程を見ていこう。 最初は頭部。体の大きさと比較すると小さめだが、塗装済みのフェイスパーツや色分けによって劇中のカラーリング再現はもちろん、造形も細かく再現されている。 胸部パーツはがっしりとした直線的なデザインとなっている。その中でも肩口の引き出し機構や上下の動きなど腕部の動きをサポートする可動機構を備えている。 正面の造形も迫力を持たせつつ、肩の可動に干渉しない絶妙なサイズ感となっている。 腹部と腰部はそれぞれ可動軸が設けられ、胸部、腹部、腰部のブロックで可動する仕組みが取り入れられている。 また股関節部分には引き出し機構が備わっており、柔軟な可動が期待できる作りとなっている。 腕部は本キットで最もギミックが搭載され、複雑でありながらしっかりと劇中造形が再現されている。肩の円盤状のエネルギー弾を放つ「飛光斬盤」発射時の展開や前腕部のエネルギー弾を放つ「射魔破弾」発射時のスライドギミック、そして、必殺技「日輪光烈大撃破」を放つ際の装甲展開と3つの技が集約されている。 それらギミックを搭載しつつ、肘や二の腕などの可動もしっかりと作り込まれている。 脚部も細かくパーツ分けされ、色分け再現がされ造形も堅牢かつ重厚感ある「武夜御鳴神」らしいデザインとなっている。 手首パーツはそれぞれに握り手、武器の持ち手、開き手の3種類となっている。 そして、武器の剣や胸部を展開してエネルギー弾を作り出す「日輪光烈絶撃破」再現用の胸部パーツ、「日輪光烈大撃破」を再現する形状重視パーツと手甲部の接続パーツが付く。 最後に各部パーツを組み合わせることで「MODEROID 武夜御鳴神」が完成する。次のページでは完成した「MODEROID 武夜御鳴神」をじっくり紹介していこう。 □「MODEROID 武夜御鳴神」商品概要 価格:6,900円 仕様:組立て式プラスチックモデル・ノンスケール サイズ:全高約170mm 原型制作:Caloan(GOD BRAVE STUDIO) 設計:TEAM NAVEL(ユニテック) メーカー:グッドスマイルカンパニー (C)2004 介錯/神無月の巫女製作委員会
HOBBY Watch,吉田航平