広大75+75周年式典にアンガ田中さん…岸田前首相「新時代に挑戦する人の活躍の場として発展を」
広島大の創立75周年記念式典が2日、東広島市の広島大東広島キャンパスで開かれ、卒業生や政官財界の来賓らが大学の歴史を振り返った。 【画像】広島県 9校の前身校のうち、最も古い白島学校の創立から今年で150年となることから、「75+75周年記念」と銘打って行われた。越智光夫学長が25万人以上の卒業生を送り出した歴史を紹介し、「今後も地域に愛され、世界に選ばれる大学にしていく」と誓った。
来賓として出席した岸田文雄前首相もあいさつし、「平和の大学という理念を大切にしながら、新しい時代に挑戦する人々の活躍の場として発展することを祈る」と祝辞を述べた。 作家で元外務省主任分析官の佐藤優さんが記念講演を行い、紛争が相次ぎ混迷を深める国際情勢の展望を説明しながら、「日本が戦後、平和を守ってこられたのは、広島から発信し続けてきた平和教育のおかげもある」との見解を示した。総合地球環境学研究所の山極寿一所長や、同大学OBでお笑いコンビ・アンガールズの田中卓志さんも登場した。