アジア太平洋の議員連合総会 来年は台湾で開催 立法院副院長が参加呼び掛け
(台北中央社)アジア太平洋地域の国会議員でつくる国際組織「アジア太平洋国会議員連合」(APPU)第52回総会の閉会式が13日、東京で開催された。来年は台湾で理事会と総会が行われる予定で、台湾から与野党の立法委員(国会議員)らを率いて出席した江啓臣(こうけいしん)立法院副院長(国会副議長)は、総会の出席者に参加を呼び掛けた。 立法院の報道資料によれば、江氏は次回の総会開催国の代表としてあいさつ。アジア太平洋地域は気候変動や経済発展、公衆衛生など多くの問題を抱えており、一国で対応できる範囲を超えていると指摘した上で、各国が共に協力し、解決方法を探る必要があると訴えたという。 江氏は、台湾は今回の会議の成果を具体的な行動に移し、今後各国との協力をより踏み込んだ、具体的なものにさせると強調。また各国の代表に対して国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)などの国際機関への中華民国(台湾)の参加を支持したことに感謝を示した。 立法院によると、江氏は総会の議長を務めた山口俊一衆院議員や山本順三参院議員らとあいさつを交わした他、日本側が今回の総会で台湾を強く支持したことについて改めて感謝の意を伝えたという。 (郭建伸/編集:齊藤啓介)