会津田島祇園祭成功へ「お党屋お千度参り」 福島県南会津町
国指定重要無形民俗文化財「会津田島祇園祭」の事始めとなる「お党屋(とうや)お千度参り」は13日、福島県南会津町田島の田出宇賀、熊野両神社で行われた。 会津田島祇園祭は7月22日から田島地域で催され、地区ごとのお党屋組が毎年交代しながら取り仕切っている。今年は西町上組のお党屋組が当番。中心となる党本(とうもと)の猪股角平さん(65)=田出宇賀神社=と渡部洋己さん(67)=熊野神社=らが参拝した。わらじ履きの男衆が拝殿と手水舎(ちょうずや)の間を往復し、今年の祭り成功を祈願した。 新型コロナウイルス感染防止の観点などから、大きな杯で酒を飲み干す「大杯回し」は実施しなかった。