被災したら…「島が孤立」「役場職員が足りない」 座間味村とランドブレイン社が協定 沖縄
座間味村で3月4日、座間味村役場とランドブレイン株式会社が「防災対策推進のための連携協定」を締結した。 【写真あり】元消防官の兄弟2人が防災コンサル起業 太陽光倉庫を普及へ
今後、大規模地震・津波の発生、大型台風などが想定される中、座間味村は「災害時に交通網が遮断され各有人島が孤立する可能性がある」「多くの観光客が来村した時に被災した場合、対応できない」「役場に防災の専門課がなく職員も不足」といったさまざまな課題を抱えている。 協定は、災害に強いまちづくりを行政と共に考え実施していく「平時の防災連携」を特色としており、行政の視点に立ってあらゆる課題に政策立案から推進まで広く担う「防災に関わるインナーコンサル協定」としている。 村役場防災担当の辻井総務課主事は「防災の備えは喫緊の課題でありながら、離島の脆弱(ぜいじゃく)性を行政でカバーすることには限界がある。外部のアドバイスを受け、少ない職員数でも課題を解決に導く取り組みを導入し、防災体制のさらなる確立に努めたい。同じ課題を抱える離島間で協力・情報共有できるスキームも検討したい」と語った。 (大坪弘和通信員)
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