「まるで35歳のよう」レジェンドOBノビツキー、マブスの"後輩”ドンチッチを語る
8月25日(現地時間24日)、現役引退を表明したゴラン・ドラギッチ(元マイアミ・ヒートほか)の引退試合『Night of the Dragon』がドラギッチの地元スロベニアで開催された。 ヨーロッパ出身のNBA選手としてファンのみならず選手からも高い人気を誇っていたドラギッチの引退試合には、豪華な面々が集結した。現役選手からはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/セルビア)、さらにヨーロッパ出身のスターとしてダーク・ノビツキー(元マブス/ドイツ)、元チームメートとしてスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)やクリス・ボッシュ(元ヒートほか)といったレジェンドも参戦した。 引退試合前日のイベントに出席したノビツキーは、同じくヨーロッパ出身のNBAスターでありマブスの後輩であるドンチッチについてコメントした。ドンチッチがNBAにデビューした2018-19シーズンがノビツキーのラストイヤーであり、2人がともに過ごしたのはこの1年間のみ。当初は「彼がどれほど優れた選手なのかわかっていなかった」というノビツキーは、ドンチッチとのプレーに衝撃を受けたと言う。 「練習の時点で、彼がどんな風に試合を見て、先を読んでプレーしているか分かった。彼のパスや得点能力は、もはやこの世のものとは思えなかったよ。彼のNBA1年目を一緒に過ごすことができて良かった」 さらにノビツキーは「彼はまるで35歳かのようなプレーをする」と続けた。スマートでずる賢いプレーやそのバスケットボールIQの高さはベテラン選手のようであり、ノビツキーは「彼のほうがよく分かっているから、僕が彼に“あそこにパスを出せ”などと指示することはなかった」と語った。 1998年のNBAデビュー以降フランチャイズプレーヤーとしてマブスを牽引し続け、2011年にはチームに優勝をもたらしたノビツキーだが、当時19歳のドンチッチに対して「信じられない才能をもっている」と最大級の賛辞を送っている。 昨シーズン、ドンチッチ率いるマブスは2011年以来のNBAファイナル進出を果たした。同年に“先輩”ノビツキーが成し遂げたように、来シーズンこそは悲願のチャンピオンリングを手にすることができるか。
BASKETBALL KING