【長崎】「市民があまり行かない市役所に…」大村市が新庁舎の基本設計案を発表
NCC長崎文化放送
大村市は20日、市役所の新庁舎についての基本設計案を発表しました。 【写真】「市民があまり行かない市役所に…」大村市が新庁舎の基本設計案を発表
各種手続きで訪れる市役所ですが、園田市長は、23日の定例会見で、「市民があまり行かない市役所になってほしい」と述べました。その真意とは? 園田大村市長: 「(形が)スクエアで非常にスタイリッシュだなと思いました。デザインが好きなので白が基調だったことも非常に素敵だなと思いましたし、好きですね」 基本設計案として示された大村市役所の新庁舎は地上5階建て。現在の庁舎から約3キロ離れた森園町の市民プールの場所に建設する予定です。 市民サービス向上のため、窓口部門は低層階に集約し、駐車場も195台分を確保。キッズスペースや大村湾を見渡しながら飲食や休憩ができるラウンジのほか、建物の外周部にはバルコニーも設けます。 総事業費は資材費の高騰などで去年3月の基本計画策定時から45億円増えて179億円に。国からの交付金やボートレースの収益金で補填するとしています。 新庁舎の建設工事は、市民プールを解体した後の再来年度に始まり、供用開始は2028年度を予定しています。 園田大村市長: 「率直に言うと、市役所にあまり行かない市役所になってほしいです。(各種手続きが)家で出来たり、コンビニで取れたりスマート庁舎にしたいと思うので、市民の方にとってて、行政事務をしに行く庁舎ではない庁舎に機能としてしたいと思います」 一方、建設地になる市民プールは、新庁舎の建設に伴い、3日後の26日(月)で28年の歴史に幕を下ろします。市民プールは、近くの森園公園内に新たに整備する予定で、早ければ2029年度内のオープンを目指しています。
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