旨い店はタクシー運転手に訊け! 2時間で売り切れる!大久保のカレー専門店『小さなカレー家』の絶品「牛すじカレー」が人気のワケ
『小さいカレー家』の「牛すじカレー」は並盛が650円、大盛は800円、特盛が1300円です。またトッピングで、味噌焼き(豚バラやイカ、チキン)、卵(生・茹で)などをのせることもできます。 ちなみに某有名カレーチェーン店では「牛すじ煮込みカレー」(地域限定)を出していますが、そのお値段はなんと1132円。それに比べると並盛650円は、めちゃくちゃリーズナブルで良心的。もはや牛丼チェーン店並みと言えるでしょう。 しかも、ここの並盛のご飯とカレールーの量は、一般的な店の大盛りに匹敵するレベル。大食漢でない限り、大盛や特盛にしなくていいと思います。私もかつて、大盛を注文して待っている間に、他のお客さんが注文した「大盛」を見て、あわてて並盛に変更したくらいです。少食の方や女性はむしろ「ご飯少なめ」とお願いするといいでしょう。
また、カレーと一緒に頼んでほしいのが、ここの「コールスロー」(50円)。間違いなく50円です。そしてこれがやたらとカレーに合うのです。千切りキャベツにドレッシングとベーコンフレークをかけたシンプルなものですが、シャキシャキしていて非常に旨い。 さて、話が長くなりましたが、本題の「牛すじカレー」です。着席してから6~7分で登場します。
お皿にたっぷりのカレールー。そこにフライドオニオンチップをのせたライス。「牛すじカレー」なので、そこにぷるんぷるんの牛すじがたっぷり。主役の牛すじはキュッとした噛みごたえで、カレー全体に旨味をもたらしています。うーん、ウマい! カレー×牛すじの組み合わせはやっぱり間違いないですね。 一口食べてみると、辛さは控えめ。最近のカレーは、一口目からスパイスが強烈で刺激的なものも多いですが、こちらのカレーのファーストインパクトはとても静か。しかし、2口、3口と食べ進むと、牛すじや野菜のコクが重り合って、食べ進むほど旨味を深く感じるように。そして途中で旨さが頂点に達し、スプーンが止まらなくなるんです。この美味しさが最後までキープされ、お皿はあっという間に空っぽに。 ちなみに、辛いカレーがお好きな方は、途中で卓上のチリパウダーを振りかけてみてください。おとなしいカレーが一変。味の輪郭もくっきりしてアクティブな感じに。この変化を楽しむのもまたこの店のカレーの良さです。 味噌焼き(豚肉やイカ)をのせたバージョンを食べている常連さんもたくさんいますが、私はまだ未体験。次に行ったらお願いしようと思っています。