北野日奈子、コント公演初挑戦で「笑いを堪えるのが一番大変」乃木坂46時代の先輩・樋口日奈からの後押しも
元乃木坂46の北野日奈子が、5月28日に都内で開催された「AOI Pro.コント公演『混頓vol.3』」製作発表記者会見に登場。共演の宇垣美里、新木宏典、田中直樹(ココリコ)、脚本・演出を務める塚本直毅(ラブレターズ)、野田慈伸(桃尻犬)と共に作品へ思いや、コントに挑戦した感想などを語った。 【写真】コント作品ということで、わちゃわちゃと楽しげにポーズをとる北野日奈子ら4人 ■「混頓」シリーズとは 「混頓」シリーズは、新進気鋭の芸人やクリエーターが書き下ろした新作オムニバスコントを2本立てで上演しており、毎回ここでしか見られないキャストの組み合わせも注目を集める新感覚コント公演。今回は「生徒の宝くじ」を塚本、「友達に戻れたことなんてない」は野田がそれぞれ脚本・演出を担当する。 会見の前には公開稽古として塚本脚本・演出による「生徒の宝くじ」のワンシーンを4人で披露。同作では宇垣、北野、北野は教師役、新木は生徒の親を演じる。 本格コント初挑戦で舞台自体も久々となる北野は、出演にあたって「最初は結構悩んだりしたんですけど、『混頓』は乃木坂46の先輩・樋口日奈さんが前回(『混頓vol.2』)出演していたので、どういう感じで進んでいくのかを聞いたら、『稽古段階から楽しくて、スタッフさんもすごく優しいからひーちゃんなら大丈夫だよ』って言ってもらえて、じゃあやってみよう!と」と、アイドル時代の先輩から後押しされたことを明かす。 また、台本読み合わせで共演者らと顔を合わせた際には「最初は人見知りなので萎縮しちゃいました」と言いつつも、フレンドリーな共演者に囲まれて「何の不安もなく、毎日楽しく稽古もできています」と振り返る。 そんな和気あいあいとした現場で、芸達者な共演者もいることから「演じている自分が笑っちゃいけないのに、笑いを堪えるのが一番大変(笑)」と話し、「稽古期間が短いからこそ覚えなきゃいけないこともたくさんあるのに、まず自分の課題が“笑っちゃいけない”というところにあって…。本番までに頑張りますので、田中さんご勘弁ください!笑わせにきてますよね?(笑)」と、特に“笑わせてくる”田中に懇願していた。 ■宇垣、初のコント挑戦も自信「覚悟していただきたい」 さらに、北野と宇垣はこれがコント公演初挑戦ということで、実際にコントをしてみて大変だったことを聞かれると、宇垣は「面白過ぎて笑ってしまうんですよ。田中さんがお顔で笑わせにこられてて、困るんだが…と思いながら(笑)。でも、すっごく面白いので、早く届けたいですし、私が出ていないシーンでえずいてしまったくらい面白かったシーンもあるので、覚悟していただきたいなと思っております」と、北野同様に出演者として笑ってはいけない場面で笑ってしまいそうになることを懸念しつつも、作品としてしっかり面白い内容になっていることを強調した。 一方、北野はコントをやってみて楽しかったことについて「とにかく面白くて、楽しくて。時々何しているんだろうって思ったりするんですけど(笑)。本当にハチャメチャだけど、ちゃんと筋が通っているというか。それぞれの役が物語で生きていたり、せりふの重要さだったり、全部を見ていただくと最後に納得する部分であったりするので、コントですがドラマを作っている感じ。面白いところと、一つのことが始まって終わる感覚を楽しんでもらえたらなと思います」と力強くアピールした。 「AOI Pro.コント公演『混頓vol.3』」は、6月7日(金)~9日(日)まで東京・TOKYO FMホールにて上演。(全6公演) ◆取材・文・撮影=森井夏月(STABLENT LLC)