大関・貴景勝が実戦稽古再開 隆の勝と12番 自己評価は「普通です」 カド番の名古屋へ「頑張るだけ」
大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)を9度目のカド番で迎える大関・貴景勝(常盤山)が3日、相撲を取る本格的な実戦稽古を再開した。この日は名古屋市内の部屋宿舎で同部屋の幕内・隆の勝と12番取った。 先場所は古傷の首の痛みが原因で、2日目から途中休場となった。だがこの日の稽古では、立ち合いで頭から当たる場面もあった。久々となった相撲を取る稽古の自己評価は「別に普通ですよ。しっかり体を動かそうという感じで」と多くは語らなかったが、名古屋場所に向けてはひとつ明るい材料となりそうだ。患部の首の状態についても「大丈夫」と語った。 今後は「調子を見ながら」と自らの体と相談しつつ、徐々にペースアップをしていくもよう。カド番脱出がかかる勝負の15日間に向けては「頑張るだけです」と短い言葉に決意を込めた。
報知新聞社