刃物で職員襲撃、駐車場に爆発物…テロ想定、大宜味村で名護署など訓練 沖縄
名護署(沖田暢彦署長)は29日、無差別殺傷事件の発生や爆発物が設置されたことを想定し、消防や県警、国頭地区行政事務組合など関係機関との連携を確認するテロ対処訓練を大宜味村の大保ダム管理支所で実施した。 【動画あり】不審者が「正殿の中に入らせろ」
訓練は二つの想定で行われた。ダム管理支所の職員が刃物で襲われ、ガソリンを建物にまいた想定で実施された訓練は、通報を受けて犯人を制圧、被害者を救急搬送する流れや通報体制などを確認した。爆発物対処は、県警警備部の爆発物対応専門部隊が出動し、駐車場に置かれた爆発物を慎重に回収。初動で駆けつけた警察官は避難誘導、事情聴取を進めた。 沖田署長は「通報体制や不審者の制圧、救急など一連の対応は迅速な連携で進められていた。大規模イベントが開催されるなど沖縄は注目度が高い。日頃から重大な事案の発生を念頭に、各種対処訓練を実施していく必要がある」と話した。 (池田哲平)
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