磨き輝く「身不知柿」 会津特産品、皇室献上へ丁寧に箱詰め
皇室に献上される会津の特産品「会津身不知(みしらず)柿」の箱詰め作業が19日、会津若松市で行われた。県職員が一つ一つ磨き上げ、丁寧に箱に収めた。 同市の北御山生柿生産出荷組合が1928年、会津松平家から皇室に嫁いだ秩父宮妃勢津子さまのご成婚を祝って宮家に献上したのが始まり。戦時中は一時中断したが再開され、現在は県を通じて知事が献上している。 今年は農家9軒が柿を持ち寄り、形や色づきの良い270個を厳選した。組合によると、今年は9、10月の残暑の影響で玉伸びし、大きく育ったという。高橋康治組合長(68)は「とろみのある身不知柿をおいしく召し上がってほしい」と話した。 柿は20日、天皇、皇后両陛下や各宮家に届けられる。
福島民友新聞