≪前編≫34年越しの交流 風船がつないだ“縁” 小学校に届いた”返事”きっかけに…【佐賀県】
サガテレビ
34年前、小学1年生の女の子が風船に手紙とアサガオの種をつけて大空に飛ばしました。佐賀市から飛ばした風船は福岡市八女市の女性のもとへ。 それから34年後、女性は手紙の返事を書き、送り主と初めて対面しました。 【橋本チヱコさん】 「まさかこんなご縁になるとは」 【中島真由里さん】 「元気でよかった~。もう本当に夢のようなお話しで、胸がいっぱい」 「平成2年3月11日、みかん畑に行った主人が“みかんの木に風船のなっとったぞ”と持ち帰ってきました。…風船の中にはかわいい字の手紙とあさがおの種が入っていました」 今年2月、佐賀市の諸富北小学校に届いた一通の手紙。 送り主は福岡県八女市の90歳の女性。今から34年前の出来事がつづられていました。 「かなりの時を経てこの手紙を見つけご本人に届くかわかりませんがお礼の手紙をと思いました」 手紙は、34年前に諸富北小学校の児童が風船で飛ばした手紙への返事でした。 受け取った石田亮子校長は当時、手紙を書いた児童に伝えようと、学校だよりや全校集会を通じて呼び掛け、当時の児童を探しました。 それから1ヵ月、小学校に一組の親子がやってきました。 佐賀市在住の中島真由里さん。 風船を飛ばした児童“のぐちまゆりさん”です。 Q.34年経った今、このようのことが起こって? 【中島真由里さん】 「びっくりしたのが正直な感想。こんな風に思っていただけたのが本当に光栄。ぜひお会いしてお礼を言いたい」 届いた手紙に子供たちも興味津々。 【諸富北小学校 石田亮子校長】 「ママが1年生のときに飛ばした風船の種を種を拾った方がたくさん時間が経った今、お礼の手紙をくださった」 手紙の送り主は八女市の橋本チヱコさん90歳。 当時の真由里さんが返事がないことを悲しんでいないか、ずっと気になっていたといいます。 4月13日、中島さん一家の姿は福岡県八女市にありました。 Q.そのお花どうするの? 【真由里さん】「誰に渡す?」 【凰太くん・希陽くん】「ちえこおばあちゃん」 Q今、どんな気持ち? 【中島真由里さん】 「どきどきしている、緊張している」 直接お礼を伝えたいという願いが叶いこの日、対面することになりました。
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