神戸・生田神社に公認ゆるキャラ誕生 その経緯とは?
生田の森の精霊たち「KOBEハイカラ隊」
神戸・生田神社に公認ゆるキャラ誕生 その経緯とは? 撮影:北代靖典
安産祈願、恋愛成就などで知られる生田神社(神戸市中央区)の公認キャラクターがこのほど、デビューした。「生田の森の精霊たち」が集まり、それぞれのキャラの頭文字を合わせたユニットの名は「KOBEハイカラ隊」だ。集まった参拝客の前でダンスを披露するなど「かわいい~」といった声も飛び交い、注目を集めた。この新たなキャラクター誕生の経緯とは。 【拡大写真と動画】DJは宮司・住職・牧師 ── 兵庫で宗教を超えたラジオ番組
地元起業家が宮司にお願いし公認を得た
生田神社公認キャラクターは、香太郎(K)、オトメ(O)、ベーやん(BE)の3体。それぞれの頭文字から「KOBEハイカラ隊」と名付けられた。 神戸北野町で異人館経営やブライダルの街づくりに長年にわたり尽力してきた女性起業家、ダマ奈津子さんをはじめとする神戸を愛してやまないメンバーたちによる地元愛から始まったものだという。活動を行うために一般社団法人スロー観光推進協会を立ち上げた代表理事のダマ奈津子さんはこう話す。 「いま神戸は京都、大阪に少し負けている気がします。インバウンドで神戸は外国人も多いですし、外国人の方にも喜んで欲しい。日本人もゆるキャラに興味を持っていますので、宮司にお願いし、公認をいただきました」
生田神社を拠点に全国デビューの構想
こうして神戸観光の起爆剤として誕生し、同神社内の「生田の森」でお披露目会が行われた。制作会社によると「デザインに3週間くらいかかった神戸で発祥のキャラクター」で、ここを拠点に全国に出ていく構想だという。 生田神社権弥宣・広報担当の酒井康博さん(46)は「生田神社にかかわっておられるダマさんから、お話をいただきました。神戸を盛り上げたいということですので、公認となりました」と話す。
定期的に登場し神戸観光をアピール
以前にもキャラクターを作ろうという企画が持ち上がったが、その時は話が流れたという。しかし「神社サイドからやるよりも、周りの方々からお話があると話が進みやすいです」と酒井さんは話していた。 今後は神社の夏祭りなどの行事をはじめ、定期的に登場し神戸観光をアピールしていくという。 (文責/フリーライター・北代靖典)