海辺に咲いた真っ赤なバラ 訪れた被災者も笑顔に 400株の民家のバラ園 石川・穴水町
石川県穴水町の民家の庭では、今年もおよそ400株のバラが咲き誇り、地震で被災した人たちの心を癒しています。 【写真を見る】海辺に咲いた真っ赤なバラ 訪れた被災者も笑顔に 400株の民家のバラ園 石川・穴水町 見頃を迎えた色とりどりのばら。 穴水町沖波に住む澗口良夫(まぐちよしお)さんは、50年ほど前から自宅の裏庭にバラを植え始め、今ではおよそ2000平方メートルの敷地に400株・150種類ものバラが咲き誇る庭園になりました。毎年、見頃を迎えると大勢の人たちがこのバラ園を訪れます。 しかし、元日の地震でバラ園も大きな被害を受けました。 澗口良夫さん「亀裂がね5~6本入ったわ、何十メートルとね。(最初どう思った?)いやぁ辛いなぁと思いましたよ。いつもキレイな花咲かしてもらっているんで、これかわいそうやなと思って一生懸命復旧に向けて頑張ろうって」 およそ4か月かけて庭を整備し、今年も色とりどりの美しいバラが咲き誇りました。 澗口さんは、訪れた人たちをノートに書き留めています。 澗口良夫さん「被災された方やね、ほとんど。来たときは顔色というか笑顔はないわね。バラ見てると段々時間が経つにつれて、帰る時は笑顔で帰っていく。また来たいと」 訪れた被災者の心を癒す澗口さんの自宅のバラ園は、6月中旬頃まで見頃が続くということです。
北陸放送