絶体絶命の高市早苗氏 安倍ファミリーが小林鷹之氏を支持 「安倍元総理の甥・信千世くんも支援」
昭恵さんの了承は
小林陣営の議員が語る。 「吉田さんは、公然と小林さんを応援するに至りました。当然、後見人である安倍昭恵さんも小林さんを応援していると考えるのが自然です。だいたい、昭恵さんの了承を得ないままに安倍元総理のお墓参りに勝手に行くなんてことはあり得ませんからね」 さらに明かすには、 「安倍元総理の甥にあたる信千世くんも小林さんを支援していますよ」 安倍氏の弟・岸信夫元防衛相(65)から山口2区の地盤を世襲で継いだ、岸信千世衆院議員(33)も小林陣営に身を置くというのである。 自民党関係者が言う。 「信千世氏を含む、旧安倍派の1回生はおおむねコバホーク(小林氏)支持で固まっています。彼らは、前三重県知事の鈴木英敬衆院議員を中心的存在として派閥解散後も結束しているのです。鈴木氏が小林氏の支持に回ったことで、残りのメンバーも追随しました」 小林氏当人に聞くと、 「安倍元総理は私が最も尊敬する政治家の一人です。亡くなる5日前に私の地元で憲法改正をテーマにした講演会が開かれた際、その場にいらしていただきました。そうした経緯で今回、総裁選に挑戦する旨と憲法改正を必ずやり遂げるということを墓前に報告させていただきました」
高市氏は「厳しい立場」
一方、墓参りの前に昭恵夫人に断りを入れたのかについては「私自身は、相談はいたしておりません」と述べるにとどまった。 先の党関係者によると、 「今回は事実上、安倍ファミリーは小林氏の支援で固まっている形。高市氏としては、議員票で広がりを欠くうえ、党員票も保守層を小林氏と分け合うことになり、一層厳しい立場に追い込まれたことになります」 高市陣営の一人は、 「小林さんは同じ側にいる。お互いの結果を踏まえて決選投票に臨もうということです。割れているという感覚? ないですね」 つまり決選投票での共闘あり得べし、というわけだ。 しかし、決選へのサナエならぬ「備え」はあっても、高市氏が1回目の投票で上位2名に食い込めるかは、あくまで未知数である。 関連記事【滝川クリステル側は「突き放すようなコメント」を… 小泉進次郎氏が総裁選で苦戦する理由 「後見人・菅前首相の健康問題も」】では、進次郎氏が苦戦するとされる意外な理由について詳しく報じている。 「週刊新潮」2024年9月19日号 掲載
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