参加台数200台以上!井元貴幸&岩本佳美の"オール・スバル"ミーティング『エコパでスバルの秋祭り』に新旧スバル車が大集合!!
2023年9月23日(月・祝)静岡県袋井市/掛川市の小笠山総合運動公園「エコパ」P3駐車場にて、オールスバルのミーティングイベント『エコパでスバルの秋祭り』(以下、エコスバ)が開催された。このイベントは、スバル大好きな自動車ライターとしてファンにはおなじみの「いもっち」「よしちゃん」こと井元貴幸氏と岩本佳美さんが初主催したもの。初開催ながら大盛況となったイベントの様子をお伝えしよう。 REPORT&PHOTO:MotorFan.jp 新旧オールスバルで200台!初開催のミーティングイベント 【画像】オールスバルミーティングイベント『エコパでスバルの秋祭り』の様子。。 スバル車のファンが増えてかなりの時間が経った。かつては車種別ミーティングを開くほどスバル車オーナーも多くなかったが、今ではマイナーモデルであっても(逆にだからこそかもしれないが)車種別ミーティングが成り立つほど。 しかし、今回のミーティングはあえての"オールスバル"。車種はもちろん新旧問わずスバルオーナーが交流できるイベントとして開催された。 エントリー台数は200台。実際にはそれを遥に上回る応募があり、エントリーチケットはあっという間に販売終了。キャンセル待ちの追加分はそれこそ"秒"で完売したとか。さらに、当日参加も可能なギャラリーも多数来場し、ギャラリー用駐車場にも多数のスバル車が並んだ。 主催はスバルファンに人気の自動車ライター「いもっち」こと井元貴幸さんと「よしちゃん」こと岩本佳美さん。スバル系のメディアで活躍するふたりだが、岩本さんはラリーでコドライバーデビューも果たしたばかり。トークショーではその辺りの話も披露された。 会場に並んだエントリーカーは新旧・車種・限定車・カスタムカーなど実に多彩。とはいえ、そこはスバルと言うべきか、今回のイベントの特色になるのか、比較的新しいWRX系が多いように見受けられた。それもラリー系のレプリカや「555」ナンバープレート装着車が目立っていたのもスバルのイベントならではと言えるだろう。 スペシャルゲストも来場したトークショー 主催者である井元さんと岩本さんのトークはもちろん、トークショーにはスバルにまつわるゲストが登場。事前に告知されていたスバル大好き自動車ライターであり、今や群馬県太田市議会の議員を務めるマリオ高野こと高野博善さんも多忙な公務の間をぬって登壇。自身のスバル愛と太田市の魅力をアピールした。 さらに全日本ラリーで活躍する女性ラリードライバーの兼松由奈選手も、なんとゴスロリスタイルで登場。ラリーではスイフトを駆る兼松さんだが、愛車はBRZ。この日も愛車で会場入りし、マフラーを装着しているロッソモデロのブースでデモカーとして展示していた。また、井元さんや岩本さんと全日本ラリーについて語っていた。 そして、前日にスーパーGT第6戦が開催されていたスポーツランドSUGOから駆けつけたのがスバルテクニカインターナショナル(STI)の広報宣伝部長・篠田 淳さんだ。広報宣伝部長らしく軽妙なトークで、STIやカートの話で会場を大いに盛り上げた。 イベント特別価格での販売もあったメーカー出展ブース 『エコスバ』にはオートプロデュースA3、CUSTOM LINE(しげる工業)、S-Craft、名もなき、リベラルコーポレーション、AVO TURBOWORLD JAPAN、Garage KM1、ZERO SPORTS、千葉スバル、SHINING SPEED、A PIT AUTOBACS SHINONOME、ロッソモデロ、K&P ENGINEEREINGの13メーカーが出展。デモカーを展示したほか、特別価格でのアイテム販売やカスタム/チューニング相談なども行われた。 ■千葉スバル 正規販売店である千葉スバルは認定中古車をまさにその場で販売。先代レヴォーグが131万2000円というプライスが掲げられていた。スバルやSTI のオフィシャルグッズも多数用意されていたほか、千葉スバルのオリジナルグッズも販売されていた。もちろん、地元の静岡スバルに仁義を通した上での出展だ。 静岡スバルのオリジナルキャラクター「スバリス」に触発されて誕生した「CHIBARU」も注目を集め、新作グッズの予約販売も好調だったようだ。「CHIBARU」は女性社員がデザインしたもので、ウサギではなく耳の長い謎の生き物。てっきり、スバルだけにラビットスクーターからウサギのキャラクターになったのかと思いきや、そんなことは無いそうだ。 ■ S-CRAFT エアロパーツやワンオフパーツ製作のS-CRAFTはデモカーに加え、プライベートのヴィヴィオを展示。スバル車用に調合したオリジナルのオイルがイチオシアイテムだそうだ。 ■SHINING SPEED スバル車を中心としたLEDパーツの販売やカスタムでおなじみのシャイニングスピードも、先代レヴォーグのデモカーを展示。サンプルの展示のほか、10%オフのイベント特価での販売も。 ■A PIT AUTOBACS SHINONOME カスタムやチューニングに力を入れるオートバックスのコンセプト店も出展。プライベートブランド「East Cloud」を中心にカスタムパーツやチューニングパーツを揃えた。 ■ROSSO MODELLO 井元さんに「群馬の食器屋」と紹介されたマフラーメーカーのロッソモデロ。というのも、同社が販売するチタンタンブラーが大人気で、この日もイベント開始数分で完売したとか。ブースではカトラリーやマフラーカッターを販売。ロッソモデロマフラーを装着したラリードライバーの兼松由奈選手所有のBRZも展示していた。 ■K&P ENGINEEREING 洗浄式のオイルフィルターを販売。スーパー耐久や全日本ラリーなどのモータースポーツでの使用実績はもちろん、廃棄物を減らせるため事業者需要も多いとのこと。単価はもちろん交換式のオイルフィルターより高いが、繰り返し使うので長期のランニングコストではメリットがあるという。 ■CUSTOM LINE 自動車内装部品メーカー「しげる工業」が手掛けるCUSTOM LINEは上質なオリジナルインテリアが魅力。デモカーとして井元さんのレヴォーグと現行レヴォーグを展示し、多くの来場者がインテリアカスタムの相談に押し寄せた。 ■名もなき カーシャンプーやコーティング剤を扱う「名もなき」もブースを出展。スバル車に最適なシャンプーやコーティング剤もラインナップ。日本酒や調味料のようなパッケージも面白い。 ■LIBERAL スバル車のエアロやカーパーツを展開するリベラルでは、同社のグッズ、パーツ類を販売。さらに、今回の主催者である井元さん、岩本さんのアクリルスタンドを製作。予約受付中だった。 さらに、「スバキャン(Subie Camp)」モデルのカスタムフォレスターをデモカーとして展示していた。 ■AVO TURBO WORLD JAPAN スバル車のチューニングを手掛けるAVOターボワールドはブースでチューニングパーツなどを販売。デモカーには懐かしのエクシーガを展示していたのだが、実は荷物がたくさん載るからというのが理由。とはいえ、しっかり同社のチューニングが施されており、来場者の視線を集めていた。 ■ZERO SPORTS スバル車のスポーツパーツでは老舗となるゼロスポーツもブースでは同社ブランドの様々な製品を販売。オイル類やカスタムパーツはイベント特価となっていた。デモカーは現行レヴォーグを展示していた。 ■オートプロデュースA3 関西方面のスバル車カスタム・チューニングで有名なオートプロデュースA3も大阪より出展。デモカーとしてWRX S4を展示していた。 来場者大注目のEJ20エンジン解体ショー 出展社の中でも特に注目を集めたのがガレージKM1のEJ20エンジン解体ショーだった。スバルを代表するパワーユニットであるEJ20型2.0L水平対向4気筒DOHCエンジンを解説しながら解体・組み立ていく様子に来場者は釘付け。『エコスバ』で最も注目を集めたコンテンツのひとつとなった。 このエンジンはあらかじめ解体・組み立て・解説しやすいようにセッティングされており、正味1時間弱で行われたが実際にはもちろんこの時間で解体ができるわけもない。 ガレージKM1代表・緒方彰氏がスバル一筋で得た様々な知見や裏話を披露しつつ、アシスタントと共に手際く解体(組み立て)していく様子は、スバルファンなら垂涎。なお、同社のオフィシャルYouTubeチャンネルでもその様子が公開されているので、動画で見たいなら必見だ。 次回開催にも期待がかかる大成功のイベント 主催者の2名と兼松さんによるサイン会は多くの人が列を作り、井元さんをして「一度にこんなにたくさんサインしたのは初めてかも」と言わしめたほど。 そして、イベントの最後は出展各社の協賛によるエントリーユーザーの豪華抽選会に、一般来場者も参加できるビンゴ大会で締めくくられた。 エントリーユーザーも一般来場者も今回のイベントを大いに楽しんだ様子で、多くの来場者が次回の開催も望んでいるようだ。特に今回はエントリー台数200台で、中にはエントリーが間に合わなかったりスケジュールの都合がつかなかったりで参加できなかったスバルファンも多かったという。初開催ということで多少の課題は残ったものの、次につながる大成功だったのではないだろうか。 イベントの様子は以上だが、次回は『エコスバ』で見つけた色々なエントリー車をピックアップして紹介していこう。普段は滅多にお目にかかれないレア車の姿を見られたのも、このイベントの面白いところなのだ。
MotorFan編集部