中村橋之助、鏡開きで不安吐露「スカスカだったらどうしよう」 市川染五郎、中村鶴松らも登場
歌舞伎俳優の中村橋之助さん(29)、市川染五郎さん(19)、中村鶴松さん(29)たちが2日、『新春浅草歌舞伎』初日鏡開きに登場。公演への意気込みを語りました。 【画像】市川染五郎、憧れの祖父・松本白鸚をまねたルーティンを明かす 「自分の体を清めて」 東京・浅草の正月の風物詩として親しまれている『新春浅草歌舞伎』(26日まで浅草公会堂で上演)は、次世代を担う“若手歌舞伎俳優の登竜門”として40年以上の歴史がある公演です。鏡開きにはほかにも、中村鷹之資さん(25)、中村莟玉さん(28)、中村玉太郎さん(24)、尾上左近さん(18)たちも登場しました。
■中村橋之助「あしたの励みになるようないい芝居ができるように」
橋之助さんはあいさつで「もう今緊張しています。この鏡割りも、お兄さんたちの代はたくさんの人たちが来ていたけど、僕たちの代になってスカスカだったらどうしようって、すごく心配していたんですけれども、朝早くから、またお寒い中こうしてたくさんのお客様方が駆けつけてくださいまして」と感謝し「皆さま方のあしたの励みになるようないい芝居ができるように一生懸命ひとつずつお役に向き合ってまいりたいと思います」と思いを伝えました。 染五郎さんは、たるを目の前に「私まだお酒が飲めないんですけれども、嗅いでいるお酒の匂いをヒントに(演目の)『棒しばり』を勤めたいと思います」と笑顔を見せました。 そして、鶴松さんは「まさかの僕が最年長とは思いませんでした」と心境を明かしつつ「ちなみに私が昨日見た夢(初夢)は、山の中の誰もいない芝居小屋で勘九郎の兄に怒鳴られるという夢でした。そうならないように精いっぱい勤めたいと思いますので応援のほどよろしくお願いいたします」と笑わせました。