車で事故を起こしてしまいました。レッカー車で移動させるのは「無料」ですか?
車で事故を起こしてしまった時に気になるのが車の移動方法です。走行できないほど車が損傷している場合はレッカー移動が必要ですが、費用がどのくらいかかるか知らない方も多いのではないでしょうか。 本記事では、レッカー移動がお得になるJAFや任意保険への加入について紹介します。また、それぞれの場合でお得になる条件や内容も紹介するので、自動車保険を選ぶ際にお役立てください。
事故で自走できない状態の車はレッカー移動が必要
車で事故を起こし、車の損傷が激しく走行できない状態の場合、車を移動させるにはレッカー車の手配が方法として挙げられます。 走行できる状態であっても損傷具合を自分で判断するのは難しく、走行中にトラブルが発生したり、損傷状況が道路交通法違反にあたったりするなどのリスクがあるため、レッカー車の手配が望ましいでしょう。 例えば、ウインカーが割れてしまった、ブレーキランプがつかないといった状態では、自走できても道路交通法に違反してしまうため公道を走行できません。事故を起こしてしまった場合は速やかにレッカー移動を行えるよう、事前に手配する会社の連絡先を確認しましょう。
ロードサービスの利用には費用がかかる?
ロードサービスを利用する際は、自分が加入している保険や制度を確認しましょう。レッカー車による車の移動は大きな費用がかかるのではと考える方もいますが、JAFや任意保険に加入していれば、条件次第でレッカー移動が無料になる可能性があります。 ◆JAFを利用したロードサービス JAF「ロードサービス料金表・作業工数表」によると、JAF会員の場合、基本料は無料のようです。ただし必ず会員証を携帯して利用時に提示する必要があります。けん引料は15kmまで無料です。15km超過後は1kmごとに730円(税込み)の料金が発生します。 高速道路で事故を起こした場合でも、ロードサービス車両の高速道路料金や広報警戒車両の高速道路料金は無料です(高速・専用道路内に停止している場合で次のICまでの1区間に限る)。 一般道路で事故を起こしてしまいJAFに入会していない方が利用する場合は、基本料だけでも8~20時の間で8380円(税込み)、20~8時の間で1万480円(税込み)かかってしまいます。 そのため、事故後の費用を抑えるためにはJAFや後述する自動車保険へ加入して、ロードサービスを無料で利用できるようにしましょう。 ◆任意の自動車保険を利用したロードサービス 事故を起こした際にロードサービスを無料で利用するためには、自動車保険への加入も一つの手です。保険会社にもよりますが、無料になったりお得になったりする内容の保険も多く存在します。 たとえば、ロードサービスセンター指定の最寄り修理工場までなら距離無制限で無料になるレッカーサービスや、車の所有者側指定の修理工場でも150kmまで無料、レッカー移動を含めた現場での応急処置が15万円まで無料など、保険内容によって条件はさまざまですが、自動車保険へ加入しておくとレッカー移動がお得になるでしょう。