「ギータ2世」が初の打点王 ソフトバンク笹川吉康が3年連続2冠のリチャードと並ぶ54打点 ウエスタン最終戦で豪快な7号2ラン
◆ウエスタン・リーグ 広島1―9ソフトバンク(29日、由宇) ソフトバンクの笹川吉康外野手(22)が、豪快な2ランで54打点に伸ばして初の打点王のタイトルを獲得した。「2軍のレギュラーとして出続けて、1軍も経験できた。進歩も成長も感じたシーズンだった」とうなずいた。 ■まるで映画のワンシーン、球場入りする柳田悠岐【復帰戦写真多数】 「4番右翼」で先発出場。初回2死一塁で、先発の斉藤優汰が投じた内角高めの146キロ直球を捉え、右越えの7号2ラン。「いい風が吹いていたので、ホームランが頭によぎっていた。ライトに狙っていた」と先制アーチを振り返った。 チームの先輩の柳田悠岐と同じ左打ちの大型外野手で「ギータ2世」の異名を持つ。3年連続で打撃2冠に輝いたリチャードと並んで獲得した打点王は初の個人タイトルとなり「素直にうれしい」と笑った。 4年目の今季は2軍で113試合に出場して打率2割5分7厘、7本塁打、54打点。初めて体験した1軍でも4試合に出場して、プロ本塁打も記録した。「来年は1軍でスタートできるように」との思いで、10月上旬から始まるみやざきフェニックス・リーグに臨む。 (浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
西日本新聞社