工芸や美術の3大学 連携協定を機に記念展 京都市左京区伝統産業ミュージアム
キャンパスが京都にあり工芸や美術を専門とする3つの大学の学生の作品を集めた展覧会が、京都市左京区で10日から始まりました。この展覧会は、ことし1月に京都工芸繊維大学、京都市立芸術大学、京都美術工芸大学の3大学が研究や地域への貢献を目指す連携協定を結んだことを記念して開かれたもので、会場にはおよそ120点の作品が並びます。なかでも京都工芸繊維大学の学生が制作したスプーンやフォークは錺金具の技法を用いつつ、子どもや高齢者も握りやすい工夫が施されています。また京都市立芸術大学の学生がオオサンショウウオをモチーフにしたろうけつ染めの作品は、ユーモラスな表情や体の表面の模様が豊かに表現されています。この記念展「ビビビ工・芸・美」は、京都市左京区みやこめっせ地下1階の京都伝統産業ミュージアムで3月21日まで開かれています。