「運転席見たら人がいなかった」交差点で停車中にバス運転手が離席 専門家「駐停車禁止違反」を指摘 沖縄・那覇市
沖縄・那覇市で4月29日、バスの運転席に誰も座っていない様子が目撃された。 目撃した男性によると、運転手は交差点内で右折待ちをしている途中に運転席を離れ、後ろの座席の窓を閉めようとしたいう。 【画像】信号待ちの間に後ろの座席に移動していく運転手の様子(計5枚)
交差点で停車中…運転手が後方へ移動
沖縄・那覇市で4月29日午後10時ごろ、交差点で右折待ち中、運転席に誰も座っていないバスが目撃された。 バスを目撃した男性は「運転席見たら運転席に人がいなかった。なんで信号待ちで運転席に運転手がいないんだろう」と話している。 バスの運転手はどこにいってしまったのだろうか。 交差点内で右折待ちをしているバスの座席の辺りで、動く人影があった。 バスを目撃した男性は「(バスの中で)後ろの方にいく人影が見えて」と話す。 運転手は信号待ちの間に、後ろの座席の窓を閉めようと運転席を離れ、車内に落ちていたタオルを拾っていたとの事だ。 交差点は対向車線の交通量も多く、運転席を離れている間は運転対応できない状態だ。 運転手はその後、急ぎ足で運転席に戻り、右折信号が出るとそのまま走っていった。 バスを目撃した男性は「走行中に運転席を離れてはいけないとかあるはずなのに、なんで動いているんだろうと」と話した。
バス会社「運転手に注意を呼びかける」
運転中の離席という、目を疑う行動は道路交通法違反にならないのだろうか。 交通事故鑑定人・中島博史さんは「交差点内というのは駐停車禁止で、運転席から離れるということが短時間であっても停車に扱われるので、駐停車禁止違反ではあると思います」と話している。 運転中の離席に関して、バス会社は「後方座席の確認作業はバス停で停車して行うよう、運転手に注意を呼びかける」とコメントしている。 (「イット!」 5月2日放送より)
イット!