台湾、出生数が9年連続で減少 2024年は13万4856人
(台北中央社)2024年の台湾の出生数は13万4856人で、9年連続での減少となったことが内政部(内務省)の統計で分かった。華人社会で辰年は縁起の良い干支(えと)とされ、出生数が増加する傾向があり、反対に寅年は出生数が減少することが多かったが、辰年の24年の出生数は22年の寅年よりも4130人少なかった。 24年の出生数は統計開始以来最低となった。 辰年の出生数が同じ周期の寅年より少なくなるのは1964年以来。 2024年の総人口は2340万220人で、前年比2万222人減。プラス成長だった23年から再びマイナスに転じた。出生数と死亡数の差である自然増減数は6万7251人減、流出数と流入数の差による社会増減数は4万7029人増だった。 婚姻件数は12万3061組で、前年に比べて2131組減少した。離婚件数は5万3469組だった。 24年12月末現在、人口に占める65歳以上の高齢者の割合は19.18%となった。 (高華謙/編集:名切千絵)