大谷翔平が日米通算1000安打達成 3戦ぶり4号で松井秀喜氏に並ぶ日本人最多米通算175本塁打も
◆米大リーグ ドジャース―パドレス(12日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(29)が12日(日本時間13日)、本拠地・パドレス戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、初回の1打席目にメジャー通算175号となる4号ソロを放って松井秀喜氏の日本人最多記録に並んだ。2打席目は中直に倒れたが、3打席目に左翼への二塁打を放って日米通算1000安打とした。 パドレスの先発は、マイケル・キング投手(28)。ソトとのトレードでヤンキースから今季加入した右腕だ。昨季はヤ軍で先発、救援で計49試合に登板して4勝8敗ながら防御率は2・75。今季はここまで3登板で2勝無敗、防御率3・14と順調な滑り出しを見せた。6日(同7日)の敵地・ジャイアンツ戦は7回4安打無失点と好投。大谷はこれまで6打数2安打で、2本の安打はともに本塁打で21、23年に放った。今年3月21日に韓国・ソウルで対戦した際には、飛距離372フィート(約113メートル)というもうひと伸びで柵越えかという右直だった。 まずは1打席目。先発の山本がマチャドに2ランを浴びた直後の1回裏だった。先発右腕・キングの2球目。1ボールから2球目の95・4マイル(約153・5キロ)直球を振り抜くと、打球はグングン伸びて中堅左の観客席に飛び込んだ。打球速度は107・3マイル(約172・7キロ)、打球角度は25度で、飛距離は403フィート(約123メートル)。松井秀喜氏の持つ日本人歴代最多175本塁打に並び、日米通算1000安打に王手をかけた。2回の2打席目は、左中間に鋭い当たりを放ったが、中堅手のダイビングキャッチに阻まれた中直だった。5回先頭の3打席目は、外角低めのスライダーに食らいつくと、遊撃手と左翼手の間にポトリと落ちる二塁打で、日米通算1000安打とした。 大谷は試合開始前の時点で7試合連続安打を放ち、打率は3割3分3厘と好調。8日(同9日)の敵地・ツインズ戦で3号ソロを左翼席に運んで通算174本目の本塁打となり、松井氏の日本人歴代最多175本に王手をかけた。その後2試合は足踏みしているが、約1週間ぶりの本拠地で、「ちょっと特別な数字ではあると思う。早く打ちたいなという気持ちはもちろんある」と意気込んでいた。
報知新聞社