ことしで52回目を迎える泉鏡花文学賞の選考委員会が開かれ、原田マハさんの「板上に咲く」が選ばれました。 今回の受賞作「板上に咲く」は版画家・棟方志功のドラマチックな人生を妻であるチヤの視点で描いた作品です。 夫を信じ、支え続けるチヤの視点と作家自身の視点を重ね、文学として魅力的に成立させた手際が高く評価されました。 泉鏡花文学賞選考委員・村松 友視さん： 「事実とフィクションを縫い合わせて魅力的な小説を作り上げた。満場一致です」

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そして、現在ポルトガルで取材にあたっているという原田さんからは。 原田マハさん： 「泉鏡花の幻想文学は最も私の愛する文学の一つで。まさか自分がというような。想像もしなかったのでもう驚きとともにこんな名誉なことあるだろうかという」

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授賞式は11月9日金沢市民芸術村で開かれます。