青森県五所川原市が発注した工事の指名競争入札を巡る官製談合事件で、逮捕された元副市長たち3人の身柄が28日、検察庁へと送られました。 【赤平春菜記者】 「一戸容疑者が警察署から出てきました。これから身柄が青森地検へ送られます」 送検されたのは、五所川原市の元副市長　一戸治孝容疑者（71）、五所川原市の会社役員　片山弘一容疑者（70）、五所川原市の元職員　石井隆夫容疑者（70）の3人です。 警察によりますと一戸容疑者たち3人は、2021年10月に市が発注した土木工事3件について、特定の業者が落札できるよう不正を行った官製談合防止法違反などの疑いがもたれています。 五所川原市役所では、27日午後6時すぎからおよそ4時間にわたって警察の家宅捜索が行われました。 【工藤麻衣記者】 「午後10時12分です。捜査員たちがダンボールを持って続々と市役所を出ていきます」 警察は、引き続き事件の全容解明に向けて捜査を進めています。