「一人一人の良心に訴えるしかない」止まらぬゴミの不法投棄 静岡県の清流「狩野川」の現場は...
静岡放送
狩野川へのごみの不法投棄を減らそうと川沿いの市や町が対策会議を行いました。静岡県民から愛されている清流はいま、どうなっているのでしょうか。 【写真を見る】「一人一人の良心に訴えるしかない」止まらぬゴミの不法投棄 静岡県の清流「狩野川」の現場は... <沼津河川国道事務所 宮城孝昌さん> Q.こちらはどういう場所? 「狩野川の河口から約27キロくらいのところになります。堤防のところにダンボールですとか、プラスチックの容器ですとかいろんなものが散らばって捨てられているような状況でした」 静岡県東部を流れる狩野川。不法投棄のゴミが後を絶ちません。大量のタイヤに、自転車やバイクに、プリンター。すべて、川沿いに捨てられていたものです。 なんとか狩野川をきれいにしようと流域市町による対策会議が開かれました。2023年度、通報があった不法投棄の数は、寄せられただけでも2022年度よりも10件多い180件。特にペットボトルや缶、雑誌などの「家庭ごみ」、次いで、タイヤやマットレス、スーツケースといった「粗大ごみ」が目立ちます。 <金原一隆記者> 「レジ袋に、食べ物や飲み物の容器を詰めて、袋をしばったもの」 SBSでは2023年5月にも、不法投棄の現場を取材。約1年が経ち、同じ場所を訪ねてみるとー。 <竹川知佳記者> 「かなりペットボトルのごみが捨てられていますね」 <沼津河川国道事務所 宮城孝昌さん> 「そうですね、ちょっと多く捨てられていますね」 今も変わらず、家庭ごみが捨てられていました。 <沼津河川国道事務所 宮城孝昌さん> 「ごみのためにたくさんのカメラをつけるというのは予算的にも難しいところもありますので、1人1人の良心に訴えかけるようなやり方しかできません」 沼津河川国道事務所では、2日に1回のパトロールを続けるとともに不法投棄をみつけたら警察や自治体に通報して欲しいと呼びかけています。
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