食べ歩き専用のプリンが登場! 目指すは「お伊勢参りの新名物」 開発成功のウラには"生成AI"が…!?
山村乳業 開発責任者 山村卓也さん: 「いわゆる物理学の監修的な役割でチャットGPTを起用して、木の(棒の)形とかプリンの形とかをアドバイスしてもらった」 生成AIとのやりとりの末、プリンを固くしすぎなくても、安定させる方法を突き止めたのです。詳しくは企業秘密ということですが、開発から半年、生成AIの力を借りて「ぷりんバー」が完成しました。
「ぷりんバー」が食べ歩きに耐えられるか検証! 目指すは「お伊勢参りの新名物」
「ぷりんバー」は本当に人混みの中で食べ歩いても崩れないのでしょうか? 神奈川から来ていた阿部さん一家に協力してもらい、検証してみました。 まずはお母さんが歩きながら一口パクリ。そのままお父さんに手渡しても問題なし。お父さんが大きな一口で食べても崩れる様子はありません。肝心の味も「甘くておいしい」と好評です。食べ進めていくとプリンが不安定な形になりますが、それでも崩れる気配はありません。多くの人が行き交う中、食べ歩くことおよそ3分。プリンを落とすことなく完食しました。阿部さん一家に感想を聞いてみたところ「豆腐よりちょっと固いくらいでちょうどよかったです」ということです。
今のところ、「プリンが落ちてしまった」という声はないそうで、棒を振ってみたり、ジャンプしても、しっかり形を保っています。発売から1か月で1500本以上を売り上げた「ぷりんバー」。目指すは「お伊勢参りの新名物」です。 山村乳業 開発責任者 山村卓也さん: 「『ぷりんバーっていうものがあったな』という形で、多くの方に召し上がってもらえるような存在になれるといいな」 現在は、チャットGPTを使った商品第2弾を開発中という山村さん。チャットGPTを使うことで、やるべきことが明確になり、闇雲に「ああでもないこうでもない」と悩むことがなくなったといいます。第2弾の商品は順調にいけば今年中に発売する予定だということです。