GEエアロスペース、通期の利益ガイダンス引き上げ-エンジン好調
(ブルームバーグ): 米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、航空宇宙事業の通期の利益ガイダンスを引き上げた。民間航空機用エンジンおよびサービスでの売上高増加が背景にある。
23日の発表によれば、通期の営業利益は62億-66億ドル(約9600億-1兆200億円)の見通し。従来予想は最大65億ドルだった。また調整後の1株当たり利益について、3.80-4.05ドルとの見通しを示した。
GEエアロスペースの1-3月(第1四半期)の営業利益は24%増の15億ドル。売上高は15%増の81億ドルだった。
GEは世界最大の航空機エンジンメーカーで、エアバスの「A320neo(ネオ)」やボーイングの「737Max」、「787ドリームライナー」などで利用されている。GEは今月2日、事業を3分割する計画を完了した。
GE、事業別に3社分割へ-コングロマリットの歴史に終止符 (1)
GEエアロスペースは3月、通期のフリーキャッシュフローが50億ドル余りになると予想。また調整後の売上高については、2桁台前半ないしそれを上回る伸び率になるとの見通しを示した。4月23日の発表で、同社はこれらの予想を据え置いた。
原題:GE Aerospace Raises Earnings Goal on Strong Engine Sales (2)(抜粋)
--取材協力:Brooke Sutherland.
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