ミシュスチン露首相が再任へ プーチン大統領、制裁対応を評価
ロシアのプーチン大統領は、通算5期目の大統領任期に入ったことに伴う内閣改造の一環として、前内閣で首相を務めたミシュスチン首相代行を首相として再任させる人事案を露下院に提出した。下院のボロジン議長が10日、交流サイト(SNS)で発表した。下院による承認は確実。 【写真】ロシアのミシュスチン首相代行 プーチン氏は、ウクライナ侵略に伴う欧米主導の対露制裁に対処したミシュスチン氏の手腕を高く評価し、同氏の再任を決めたとみられる。 前内閣は7日のプーチン氏の新任期就任を受けて解散。ミシュスチン氏ら前閣僚は次期内閣成立まで代行として職務を続けている。 下院による承認後、ミシュスチン氏は組閣作業に入る。ただ、露憲法は外相や国防相など重要閣僚については大統領が上院と協議して任命すると定めており、ミシュスチン氏は主に経済系の閣僚を選ぶ。