寒風仕上げ、新巻きザケ 岩村商店(青森県八戸市)、まもなく店頭に
青森県八戸市湊町本町の湊トンネル入り口にある海産物卸売小売業「岩村商店」の作業場で、冬の贈答品として人気が高いサケの塩漬け「新巻きザケ」作りが進んでいる。 サケは10月上旬、北海道釧路港に揚がった雄のシロザケ。同社は今年、昨年比1~2割増となる160匹を仕入れた。えらや内臓を取った後、1カ月ほど塩漬け、1晩真水で塩抜きし、2週間ほど干して仕上げる。 3日は午前6時ごろから作業場のシャッターを開け、荒縄で首元を縛った80匹を寒風にさらした。岩村商店の酒井博取締役専務は「今年も良い原料が入った。丁寧に下処理したので、良い新巻きになりそう」と銀色に輝く身の状態を確かめていた。 出来上がったサケは5日ごろから店頭に並ぶ予定。問い合わせ・注文は同社(電話0178-33-3155)へ。