息子の失踪を嘆く父を描くサスペンススリラー

　ベネディクト・カンバーバッチの怪演が光るNetflixシリーズ「エリック」が、5月30日から独占配信されることが決定。カンバーバッチは、奇怪（ストレンジ）な妄想に取り憑かれ、青いモンスターに執着する男を演じる。あわせて、キービジュアルもお披露目された。 【フォトギャラリー】「エリック」で、妄想に取り憑かれた男を演じるベネディクト・カンバーバッチ 　カンバーバッチが演じるのは、米ニューヨークで最も有名な人形使いであり、子ども向けの人気テレビ番組のクリエイターでもあるヴィンセント。高い知性とカリスマ性を備える仕事人間であり、私生活では妻や幼い息子を蔑ろにしていた。ある日、9歳の息子が通学途中で行方不明に。その行方を必死に探し続けるヴィンセントは息子を失った喪失感、そして後悔と罪悪感に苛まれる。 　彼は次第に不安定になり、「息子が描いた“絵”である青いモンスター、“エリック”をテレビに出演させることができれば、息子は帰ってくる」という奇怪な妄想に取り憑かれていく。次第にエスカレートしていくヴィンセントの破壊的な行動は、家族、同僚、事件を捜査する刑事にまで及び、彼の味方は、妄想の存在・エリックだけになっていく。 　キービジュアルでは、表情を失った父ヴィンセント、失踪した息子、そして謎の存在エリックのシルエットが組み合わされている。「本物の怪物は、ベッドの下になどいない」というコピーが添えられた、不穏かつ意味深な仕上がりだ。 　「SHERLOCK シャーロック」シリーズや「ドクター・ストレンジ」シリーズで人気を集め、「イミテーション・ゲーム　エニグマと天才数学者の秘密」「パワー・オブ・ザ・ドッグ」で、アカデミー主演男優賞に2度ノミネートされたカンバーバッチが、本作で久々にドラマシリーズの主演を務め、エグゼクティブプロデューサーも兼任している。「エリック」はNetflixで、5月30日から独占配信開始。