Travis Japan、横アリで圧巻パフォ「絶対7人で帰ってくる」(一部ネタバレあり)
Travis Japanが4日、神奈川・横浜アリーナで『Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual』の初日公演を行った。ツアーは昨年12月にリリースした2ndアルバム『VIIsual』を携えて、全国8都市28公演を行うというもの。 本ツアーは、アルバム『VIIsual』に収録されたメンバーそれぞれのプロデュース楽曲を、コンサートでもメンバーそれぞれがライブ演出を務めている。また、ジュニア時代から応援してくれているファンにも楽しんでもらえるよう、ジュニア時代の人気曲もセットリストに組み込んだり、どの方向からでも楽しめるよう振り付けを変更するなど、会場にいる全員が楽しめるステージとなっている。体調不良により川島如恵留が欠席のなか6人で臨んだツアー初日の模様を以下にレポートする。(一部ネタバレあり) 【写真】『Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual』ライブの模様 開演時刻になり、7つのダイヤ型照明“VIIダイヤモンド”からメンバーが登場するというクールなオープニングから、鮮やかなダンスと歌で序盤からクライマックスのような盛り上がりを見せる。メンバーの名前やロゴなどが電飾で輝く街のセットが存在感を放つなか、カラフルなペンライトが横浜アリーナに広がる。メンバーからの「会いたかったよね~」という声にも全力で応えるファンの姿からも、このコンサートを楽しみにしていたことが伝わってくる。 また、メンバーも全力でステージを楽しんでいる姿も印象的だった本公演。メインステージからアリーナ中腹まで伸びる花道には、床にLEDが埋め込まれた“VIIsualロード”があり、インパクトを放っていた。さまざまな模様に変化していくVIIsualロードが、メンバーのパフォーマンスを彩っていく。また、メインステージはファイヤーボールなど特効をふんだんに使用し、「BO$$Y」のようなクールな楽曲では、より会場のテンションを上げていた。 大きく分けると6ブロックに分かれていたセットリスト。とあるブロック前にはインタルードとしてメンバーのオフショット映像が流れ、無邪気な表情や真剣な表情など、さまざまなメンバーの一面を垣間見られた。そして、メンバープロデュース曲や、ユニット曲で展開するブロックで、BAR空間のセットの中でパフォーマンスした「Whiskey and Tonic」では、大人の雰囲気も感じさせ、メンバーの新たな一面を覗かせた。 アリーナ後方に設置されたBステージまで、ホワイトタイガーとなった新型“トラッコ”に乗って移動する演出もみどころ。そのBステージ先端には現在休養中の川島如恵留のトラッコも用意されており、川島の存在を感じさせてくれた。 他にもLEDのステッキを手にタップダンスを披露したり、紗幕を使用したスノードームを彷彿とさせる幻想的な空間のなか、驚きのギミックもある演出など、さまざまな手法でオーディエンスを楽しませていく。 MCでは、「(ツアー)始まったね」と声を掛け合い嬉しそうなメンバーの姿。七五三掛龍也が、「“あけおめ”からみんなに会えるというのは本当に幸せなことだし、みんな大好き!」と喜びを伝えると会場が湧いた。 総合演出を務めた中村海人は、「今回、僕が総合演出というカタチでやりましたけど、僕一人だけではなく、メンバーみんなの案も入っていますし、それをどこかのタイミングでみんなと共有できたら嬉しいなと思います」と述懐。 そして、ここで発表が。松倉海斗が、「みんな発表を聴く準備はできてるか~? ボルテージ上げていこう!」とオーディエンスを煽り、スクリーンにTravis Japan初となるダブルAサイドCDシングル「Say I do / Tokyo Crazy Night」が3月5日にリリースされることが発表された。そして、2025年夏頃にワールドツアーを開催することが発表された。 この発表を受けて宮近海斗は、「ワールドツアー決定しました! 皆さんと培ったものを発揮していくことができるというのは嬉しいことだし、何よりみんながいないと実現できないこと。ワールドツアーでブチかましてくるので、よろしくお願いします!」と意気込みを語った。 そして、ヘアチェンジした松田元太の髪の話題に。メンバーから「髪をいつ切ったのか」と聞かれた松田は、「本番1時間前くらい」と明かすと、七五三掛と中村は昨日一緒に髪を切りに行ったという、仲睦まじいエピソードも飛び出した。 宮近は、「みんな、楽しい時間を本当にありがとう。おかげで2025年、めちゃくちゃいい年になりそう。今日は来てくれてありがとう。なにより一緒に楽しんでくれてありがとう。そして、いつもそばにいてくれてありがとう」と感謝を述べ、「絶対7人で帰ってくるから、引き続きよろしく!」と約束をした。 観ている人たちに余すことなく自分たちのパフォーマンスを楽しんでほしいという想いが感じられ、どこを切り取ってもTravis Japanの魅力に満ちたステージだった。大きな会場だが終始、Travis Japanとファンとの距離を感じさせないライブで、約2時間魅了し続けた。