元巨人監督・高橋由伸さん、侍ジャパン大学代表を指導 ティー打撃も実演し「僕の打撃の考えを伝えた」
今夏に欧州遠征を行う侍ジャパン大学代表は30日、神奈川県平塚市内で強化合宿を行い、慶大時代に大学代表で4番も打った元巨人監督の高橋由伸さん(49)が臨時コーチとして打撃などを指導し、ティー打撃も実演した。今年初めに高校生と大学生を指導するのに必要な学生野球資格を回復してから初の指導となった高橋さんは「短い時間でもあるので、僕の打撃はこういう考えというのを伝えさせていただいた。選択肢の一つにしてくれたらいいと思う」と話した。 大学代表を率いる堀井哲也監督(慶大)が母校の先輩という縁もあっての特別指導。今の大学代表の世代にとって、高橋さんは巨人の主軸として活躍する姿を幼いころに見た憧れの存在だけに、高橋さんのところには、選手が次々と質問した。同じ左打者で、タイミングの取り方や左手の使い方を教わったという早大の吉納翼外野手(4年・東邦)は「小さいころはよくマネをしていた。野球人として貴重な時間でしたし、ファンとしてもうれしい時間でした」と喜び、堀井監督は「私も勉強になった。とても濃密な時間がすごせました」と話した。
中日スポーツ