あす25日(金)に新たな台風発生へ 来週は列島に影響か 秋雨前線活発化の恐れも
■沖縄で10月の観測史上1番の大雨に
24日(木)は、台風20号からの湿った空気が流れ込む南西諸島で局地的に非常に激しい雨となっています。沖縄の読谷では10月として過去最大となる154.5mmの6時間雨量を記録しました。10月1カ月分に相当する大雨がわずか数時間で降ったことになります。あす25日(金)にかけて、断続的に激しく降る予想で、さらなる大雨に警戒が必要です。 【動画】“季節外れの異変”宮崎で線状降水帯発生 関東ではアジサイ・桜・セミの声も
■午後は雨エリア拡大 関東でもにわか雨の可能性
そのほか秋雨前線に近い太平洋側では雲が次第に厚くなり、夕方以降は西日本から関東で雨雲がかかりやすくなります。九州南部では雷を伴って雨脚が強まることもありそうです。宮崎県ではすでに記録的な雨量となっているため、新たな土砂災害などに注意してください。関東でも夜はにわか雨の可能性があるため、折りたたみ傘があると安心です。
■東京都心は早くも夏日に 記録さらに更新
一方、異例の暑さも続いています。 東京都心は24日(木)午前9時53分に25℃に到達し、今年153日目の夏日となりました。25℃以上の夏日日数は年間を通して過去最多で、平年より30日以上多くなっています。10月末にかけて気温が高い傾向で、きょう24日(木)も東北から西で25℃以上が続出する予想です。
■台風21号発生か 接近前から秋雨前線活発化
気温とともに海水温も高く、台風が発生しやすい状況が続いています。 さきほど24日(木)午前9時に熱帯低気圧情報が発表され、グアム付近にある熱帯低気圧は24時間以内に台風まで発達する見込みです。今後、北西方向に進み、列島に影響する恐れがあります。また台風が近づく前から列島にいすわる秋雨前線を刺激して、来週はくもりや雨が続き、局地的に大雨となることも考えられます。先日、宮崎県で線状降水帯が発生したように、海水温が高いことも影響して、秋になっても夏のように雨雲が急激に発達しやすくなっています。秋雨前線+台風は大雨になりやすい典型的なパターンのため、台風から離れていても不安定な天気に注意してください。
テレビ朝日