東京・六本木のテレビ朝日社屋

　テレビ朝日は2日、都内の同局本社で定例社長会見を行い、松下奈緒（39）主演の7月期ドラマ「スカイキャッスル」について言及した。 　同作品は大人気韓流ドラマ「SKYキャッスル～上流階級の妻たち～」を日本版にリメークしたもの。韓国版は地元のケーブルテレビ局で2018～19年に放送され、最終回の視聴率は非地上波チャンネルで当時歴代最高の23・8％を記録した“超人気作”となっている。 　今作では「六本木クラス」の制作陣が再び集結。さらに「SKY…」も手掛けたSLLとのタッグも再結成。両社は5月17日、ドラマを中心としたコンテンツビジネス分野での相互協力や関係強化を目的とした協業協定を締結しており、より結束を強めている。韓国の人気ドラマを日本に積極的に取り込んでいく可能性もある。 　同局の西新常務は本作について「（韓国スタジオと）提携前から話を進めていた」とした上で「世界市場に向けてですね、グローバルに通用するような作品を一緒に作り出せればと言うふうに思っていますし、それを目指したいと思っています」と期待を込めた。 　舞台は、華麗なる勝ち組セレブ妻たちが暮らす高級住宅街「スカイキャッスル」。子供の高校受験争いなどを通し、見えやプライドが渦巻く様を描く。 　「六本木クラス」は全16話の原作を全13話に凝縮。そこで生まれるテンポの良さや物語の濃さが人気の秘けつにもなった。「スカイキャッスル」の原作は全20話で、より凝縮されることになり、タッグを組んでいるからこそ仕上がる濃密な物語に期待がかかる。