【山形県 2023年版】冬の絶景・風物詩10選 蔵王の樹氷が煌く幻想的な光の世界へ
冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。 【画像】やまがた音と光のファンタジアほか、山形県の冬の絶景10選を写真ですべて見る! 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、山形県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。これからの旅の参考にどうぞ!
◆樹氷ライトアップ
実は樹氷は世界的にも珍しい自然現象。日本以外では、ドイツなど限られた地域でしか観測できず、日本は世界でも有数の樹氷大国なのだ。中でも有名なのが、蔵王の樹氷。 対馬暖流からたくさんの水蒸気を得たシベリアからの北西の季節風が雪雲をつくり、蔵王連峰へと冷たい水の粒を運ぶ。その過冷却された水滴が針葉樹の枝や葉にぶつかり着氷していくことで、徐々に徐々に大きな樹氷へと成長するのだ。 最盛期を迎えるのは年末から2月にかけての真冬の時期。この期間は蔵王の樹氷をライトアップで鑑賞することができる。色彩豊かな照明でライトアップされた樹氷の姿は、日中の白銀に輝く趣きとは異なり、まるで幻想の世界に迷い込んだよう。ナイトクルーザー号に乗車し、間近で鑑賞することも可能。その景観は、星瞬く夜空を超えて、幻想的な光の美術館へと誘う。日本夜景遺産にも認定されている。 開催期間:2023年12月23日(土)~2024年2月25日(日)のうち限定36日間 樹氷ライトアップ(じゅひょうライトアップ) 所在地 山形市蔵王温泉229-3
◆やまがた音と光のファンタジア
今年で3回目となる「やまがた音と光のファンタジア」。東北圏ではなかなか見ることのできない音と光の演出で、豊かな自然と四季折々の色づきを見事に表現している。 メイン会場のコンセプト「光の森」には、高さ7.5メートルのメインツリーのほか、60万色の色合いを表現できるLEDの光の花々が彩り豊かに輝く。また、5カ所のサブ会場には、メイン会場をイメージした光のツリーや光の花が登場し、会場を色鮮やかに照らしている。さらに今年は「ウェルカムゲート」や「プリンセスフラワーポット」などのフォトスポットを新たに10カ所設置。 音と光が織りなすその光景はまさにイルミネーションショー。時間を忘れて鑑賞を楽しむことができる。 開催期間:2023年11月25(土)~2024年1月8日(月) やまがた音と光のファンタジア(やまがたおととひかりのファンタジア) 所在地 最上川ふるさと総合公園(山形県寒河江市大字寒河江字山西甲1269)