深圳の男児刺殺、24日に初公判…動機や背景不明のまま・日本側は傍聴できるよう求める
【広州=鈴木隆弘】中国広東省深圳市で昨年9月、日本人男子児童(当時10歳)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕、起訴された40歳代の男の初公判が今月24日に開かれることがわかった。中国側から裁判日程の通知があったと日本政府関係者が明らかにした。
事件の動機や背景の解明が期待されるが、政府関係者によると、どこの裁判所で公判が開かれるかについて明らかにされていないといい、日本側は傍聴ができるよう中国側に求めている。
事件は9月18日朝、深圳日本人学校に歩いて登校中だった男児が男に刺されて死亡した。中国側は動機や背景を明らかにせず、邦人社会に不安を与えている。