年収400万で娘の大学進学があり生活費がカツカツ…友人が亡くなったのですが「香典」はいくら出せばよいでしょうか?
年齢を重ねると、葬儀に参列する機会も増えていき、時には友人が亡くなることもあります。50代に入り、子どもの教育費などでカツカツだと、香典の費用に悩む可能性もあるでしょう。 本記事では、50代の方が友人の葬儀に参列する際に、香典をいくらほど包めばよいのかを紹介するとともに、香典を渡す際のマナーもお伝えします。正しく香典を渡して故人をしのぶためにも、金額やマナーの情報をお役立てください。
香典とは
香典とは、故人の霊前にお供えするお花やお香の代わりとして渡す金銭や物品などの贈与品を指します。金銭の場合は、一般的に通夜や葬儀、告別式の際に香典袋に入れて持っていくことで、喪家の急な出費を支援する目的もあると考えられます。 ■香典に包む金額について 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が行った調査を参考に、香典に包む金額を関係別、世代別に紹介します。 故人との関係別の香典金額は、以下のとおりです。
参考リンクをもとに筆者が作成 血縁関係にある場合や故人との関係性が密接であるほど、香典の金額も高くなる傾向があります。友人の香典であれば、5000円が一般的といえるでしょう。 次に、50代の人に焦点を当てて、故人との関係別の香典金額を紹介します。
参考リンクをもとに筆者が作成 50代の場合でも、友人への香典は5000円が一般的と考えられます。特に親しかった友人の場合は1万円を包むなど、故人との関係性によって、多少包む金額を変える場合もあるでしょう。紹介した金額はあくまでも目安です。大切なことは故人をしのぶ気持ちと、ご遺族に対するお悔やみの気持ちですので、自分の気持ちで金額を決めるとよいでしょう。
基本的な香典マナー
葬式は頻繁に経験するものではないため、どのような振る舞いをすればよいかと、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。ここでは香典に焦点を当てて、一般的なマナーを紹介します。 お金を入れる香典袋は多くの種類がありますが、金額によって種類を変えることが一般的です。例えば、5000円程度であれば、水引が印刷されているシンプルな香典袋を用い、1万円以上の金額を包む際は、実際に水引がかかっている香典袋を選ぶなど、金額を意識するとよいでしょう。 また、香典に包むお金に新札を使用することは、マナー違反とされています。もし手元に新札しかない場合は、折り目を付けてから包むようにしましょう。 香典袋を持参する際にはふくさに包み、受付で記帳を済ませた後に渡すことが一般的です。よかれと思って、通夜と葬儀で2回に分けて香典を渡すことも不幸が重なるとされ、マナー違反にあたります。どちらも参列する場合は、一方のみで香典を渡しましょう。
友人の葬儀に持参する香典は5000円が目安
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の調査によると、50代の方が友人の葬儀に持参する香典金額は、5000円という回答が最も多かったとしています。そのため、香典の金額に迷ったら、5000円を包むとよいでしょう。 また葬儀の経験が少ない場合は、事前に香典袋の種類や入れるお札の状態、渡すタイミングなどを確認してから、故人やご遺族に失礼がないように準備しておくことをおすすめします。 出典 一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会 香典に関するアンケート調査(令和3年度) 集計結果 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部